糖鎖の持つ生理学的な重要性について

糖鎖の持つ生理学的な重要性について

糖鎖とは、もちろん単純な炭水化物としてのデンプン質、つまりアミロースやアミロペクチンなども化学的には含まれますが、生理学的な意味合いとしては主にタンパク質に結合した糖を指すことが普通です。

糖が結合したタンパク質は細胞表面にアンテナのように突き出して存在し、その数は一つの細胞あたり実に数千個から数万個にも及ぶとされています。

そして、まさにアンテナのように細胞間の情報伝達や免疫系に重要な役割を果たしているのです。

この糖ですが、デンプン質や砂糖に含まれるグルコースも利用されていますし、牛乳中の乳糖に含まれるガラクトースも利用されていますが、その他には例えばフコースやマンノースなど、食事中からの摂取は困難なものが多くを占めています。

フコースに関してはフコイダンとして海藻類に、マンノースについてはマンナンつまりこんにゃくに含まれているのは事実ですが、残念ながらヒトはフコイダンやマンナンを分解する酵素を持たず、これらを摂取したところで食物繊維の働きしかなくフコースやマンノースに分解されて吸収利用されることはまずないと考えられています。

現実的には肝臓においてグルコースやガラクトースから化学変換された上で糖鎖構成の材料とされていますが、この変換は物によっては10段階くらいの化学反応を必要とし、当然ながら決して肝臓にとって楽な仕事ではありません。

糖鎖の持つ生理学的な重要性を考えれば、サプリメントなどで適切に摂取することは好ましいと考えられます。